
6.9.6 bootdef_dev コンソール環境変数のリセット
6.9.1.5 項で bootdef_dev コンソール環境変数にマルチ・ブート・パスを
設定した場合,ベース・オペレーティング・システムのインストール,ま
たは clu_create により変数が変更されるため,マルチ・ブート・パスを
設定するためにリセットする必要があります。
bootdef_dev コンソール環境変数をリセットするには,次の手順に従いま
す。
1. クラスタ・メンバ・システム 1 をブートする Fibre Channel ユニットの
デバイス名とワールドワイド名を取得します (表 6–4)。
2. wwidmgr -quickset または wwidmgr -reachability コマンドの出
力結果 (例 6–5) から,ブート・ディスクとなるストレージ・ユニット
にアクセス可能なデバイス名の到達可能性をチェックします。 次に,
show dev コマンドを使用して,bootdef_dev コンソール環境変数
に割り当て可能なデバイス名を確認します。
____________________ 注意 ___________________
ここでは,到達可能性の connected 列で Yes と No の両方
が示されているデバイス名を選択します。 通常,マルチ・バ
ス・フェイルオーバ・モードでは,1 つのストレージ・ユ
ニットに対して 1 つのコントローラのみがアクティブになっ
ていることに注意してください。 そのため,コントローラが
フェイルオーバした場合でも,そのユニットに到達できるか
どうかを確認しておく必要があります。
複数の Fibre Channel ホスト・バス・アダプタを使用して
いる場合は,少なくとも 2 つのホスト・バス・アダプタの
デバイス名を設定します。
たとえば,ホスト・バス・アダプタが故障した場合,または
コントローラがフェイルオーバした場合でも,接続された
ブート・パスが存在するように複数のホスト・バス・アダプ
タとコントローラ・ポートのデバイス名を選択します。 例
6–5 で示された到達可能性を例にとると,最初のクラスタ・
メンバ・システムに対して,bootdef_dev コンソール環境
変数に次のデバイス名を設定できます。
Fibre Channel ストレージの使用 6–85
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